こどもと暮らすバランス

2022.02.18
もうすぐ息子が小学生。幼児期が終わりそうな今のことを書いておこうと思った。

なかなか保湿クリームを塗らせてくれなくて乾燥してるほっぺも、柔らかな髪の毛(私も夫も髪の毛が太いから、きっといつかゴワゴワになるんだろうけど)も、かわいいなあ、大好きだなあ。

子供との時間は濃密すぎて、時に息つぎできない。ステイホーム期間が何度かあったので、より濃密だった。特にうちの息子は一人で黙々と遊ぶタイプでなくて、テレビを観ている時ですら「ねえお母さん一緒に観て!隣に座って!」のタイプ。パンパンの風船みたいにエネルギーにあふれていて、次は武将ごっこ、次はボール遊びしよ、と、めまぐるしく変わる。基本的に自分だけで何かをするのが好きな私は、活動的すぎる息子と一緒にいるとだんだん酸素が足りず頭が回らなくなってくる。

あるときから、笑顔でいるためには1人になる時間がちょっとは必要なんだーということを隠さないようにした。夫も居て可能なら、いったん離れる。

先週日曜は、夫&じいちゃんばあちゃんのおかげもあって、1人で映画に行った。息子も「おかあさんえいがいってらっしゃーい!」と笑顔で送り出してくれた。

だれか自分以外の人が入れてくれたコーヒーを飲んで本を読めたら、また家に帰って家事をしたくなる。映画をみて別の世界に行けたからこそ、いますぐ子どもと会いたくなる。そうやって敢えて離れては、ブーメランのように笑顔でホームに戻ってくる技を使って、何とかお母さんをやってきたように思う。子供も大事で自分も大事、と思っていいよと悩んでいた自分に言いたい。

遊ぶ才能はあまりない母だけど、こんな些細なことで笑ってくれるのね、という魔法のような時期だった。わたしがほっぺをなでると安心したように眠ってくれる瞬間は、こんな経験していいのかしらと思うくらい素敵だった。

息子の存在のおかげで、義務感からやりだしたキャンプにハマり、山登りを知り、大人になって忘れていた世界がひろがった。人生の旅をさせてくれた幼児の子育て、不格好だったけどなんとかやった、後悔はないよ○