ミシン台ノート 2021.春

ミシン

2021年5月
春になってから作った服は、青と白ばかりでした。

どうして自分の服を作ってるんだろう。その方がリーズナブルだから?そんなことない。作る時間と手間のこと考えたら。

特とか損とかでなくて、自分の手でできることを増やしたいのだと思う。衣食住、買わなくても自前でできることを増やしていくと、その分ほんのすこし生きやすくなる。このほんの少しのためになら手間を惜しまない気質のようです。お店にももちろん頼るけれど、買うしか手段がないかのようになっているものを、この手に取り戻す。最近、野菜作りにもトライ中です。

そうすると自分の中で、それぞれの物の位置づけが、自然とひとつ原材料に遡るように。服=布と同義だし、野菜を思うときは種や苗、土が自然と思い浮かぶ。自分が一つ世界の真ん中の部分に近づけたような気持ちになります。

昼間に作ることはなく、だいたい早朝の静かな時間のつなぎ合わせです。
ウォーミングアップでもあり、瞑想の時間でもあります。あとは、夜中に起きてしまって寝られないときに。