2023年1月11日
お正月も3が日を過ぎたころに、余った黒豆で黒豆のおやつを作ります。300グラム1袋を茹でて、このくらいはすぐなくなっちゃうだろうと思っていましたが、他にも食べ物の用意が多いお正月なので、黒豆も意外と残っているものですね。
voicyでもお話ししました→
#76 お正月のなごりに、黒豆のおやつと田楽を。
3が日を過ぎて最初に作ったのは、黒豆のパウンドケーキ。
黒豆のドーナツ。外に黒豆が飛び出さないように、のばした生地で黒豆を上下から挟むようにして包んで、伸ばして型抜きしたもの。
(このエプロン、2歳からずっと使ってるからそろそろ作ってあげないと…)
日本茶に合うドーナツになりました。
それでもまだ黒豆はなくならない。最後、これなら必ず食べきれる、というのは、アイスにしてしまう。ということです。生クリームも卵も使わない。ボウルも使わない。フードプロセッサーとジップロックで作るアイスですね。乳脂肪分がないので、アイスクリームじゃなくてアイスクリンに近いかもしれないです。
黒豆のアイスは、去年までは豆乳やココナツミルクをつかって、米粉等でとろみをつけて、植物油も少し入れて作ってたのですが、
今回やってみて、これは良いなと思ったのが、黒豆と甘酒のアイスです。材料は、黒豆煮と甘酒。さらっとした甘酒じゃなくて、ドロッとした濃いものを使います。買うなら、ストレートじゃなくて、濃縮タイプのものです。酒粕を使った甘酒じゃなくて、米麹から作られたノンアルコールの甘酒を使います。黒豆と甘酒ってどちらもお正月らしく、いいお口直しになりそう。
まずはフードプロセッサーで黒豆煮と、甘酒(黒豆より少し少ないくらいの量)をペースト状にします。甘い煮汁も少し入れて。
凍らせたら甘さは落ち着くとはいっても、使う黒豆・甘酒によっては甘すぎるかもしれないので、味見しながら少し豆乳やココナツミルク(または牛乳)等を入れます。絹豆腐でもいいです。あまりドバドバ入れてしまうと、水分が多くなりすぎてクリーミーさが減るため、甘酒と同じくらいかそれ以下の量がおすすめです。
そしてそのトロっとした液体を、平たいジップロック袋に入れ、冷凍庫に入れます。
※量が少ない時は15分おきに揉み、30分程度でアイスの出来上がり。クリーミーな柔らかさになったところで冷やしておいた器に盛ります。
豆乳やココナツミルクを多めに入れた場合。これらを入れるほど、さっぱりしたアイスに近づいていきます。
ほぼ黒豆と甘酒だけ、少しだけ豆乳を入れた場合。黒豆の味が濃厚で、ねっとりしています。ジェラートのよう。乳脂肪分はほぼ入っていませんが、クリーム状の食感がなめらかで、こっくりとした甘さに満足感があります。
食べきれない分はまた平たくして袋で冷凍庫保存します。乳脂肪分のあるアイスクリームと違って、完全に凍るとわりと固いです。なので常温に出して少し周りが溶けてきたら、袋の上から手で割り(早く均一に柔らかくなりやすいので)手で揉める柔らかさになるまで待ちます。
作り立てより少しぽろぽろしますが、アイスクリームディッシャー等にギューギューにつめてから器に盛りつけると、おいしく食べられます。
その時に食べきるなら、ジップロック袋でなくても、ホーロー容器や角バットに入れて、ときどきかき混ぜるという方法でも作れます。ただ冷凍保存するときは容器がかさばりますし、均一に解凍しづらいので、ある程度量があるときはジップロック袋の方が扱いやすいと思っています。
2023年の黒豆おやつの記録でした。