引っ越しました

2021年11月末、引っ越ししました。

ワクワクと怖さのせめぎあいで、引っ越し当日は一睡もできませんでした。前に進むときは、必ずその分の怖さが付きまとうもの。しかも、初冬にずれ込んで、最も厳しい季節になってしまったから。

息子は、引っ越し1週間前くらいから、「ママだいすきー◎」というのをすごく頻繁に言うようになって、それはありがとうだけど、あまりに1日20回も言われるので、彼なりに、無意識かもしれないけど環境が変わることに不安を感じていたのかもと。

夫に対しても。1年前くらいまでは、まだあの山に住むイメージできないといっていたところ、信じて移住してくれるのだから、引っ越し初日もそれなりに居心地よくしておかねばと、個展並みの締め切りを感じながら作業しました。棚を作り家具を持ち込み、最低限の生活システムができて、夫と息子と初めて生活し始める夜は、ついにこの時が来たかと合格発表のような気持ちでした。

息子は新しい家に来るなり「今日のごはんなにー」と、家が変わったのは二の次の様子で、ほっとしました。子供にとっては建物より、親である私たちそのものが家なんだなと。

この古い引き戸の雰囲気は好きなのだけど、家のひずみもあって実際の開け閉めスムーズでないので、結局ニトリのカーテンで対応している。生活してみないとわからないことだらけ。心地よいところを探していかないと。

雨戸も障子の家。破れているところをはがしたものの、何十年前かの障子だったようでうまく剥がせないし、ちょっと張るの難易度高すぎる。

とりあえず住み始める関門をクリアしました。締め切りはもうなくて、死ぬまでにのびた。直したいと残したいを相談しつつ、改善していけばいいのだから。