「ママとはいつお別れなの?」
保育園に出かける前、身支度をしながら急に言う息子。
「今日のこと?保育園に着いたら、園庭のとこでバイバイだね」と、その程度であってほしい希望も込めながら答える。
「ちがうちがう。いつ ほんとに お別れなの、っていうこと」
なぜそんな悲しいことを聞く。
なにか良い言いぐさはないかと頭をひねらせつつも、嘘つくのもちがうなと思って直球に答えた。
「うーん、ママが死んじゃったときかな。」
なんとユーモアのない答え。
「えーー かなしいー 。そっかあーー。」と、悲しそうな顔をする。
そっかあ、ってその程度かい。 悲しいと言いつつ 受け入れていることに驚く。(私の子供時代は、死があるって意識したのはもっと後の小学1年生くらいで、なんとか死なない方法はないかと考えあぐねたのを覚えている)
いつかはお別れということに、もう気づきはじめてるの。
自分が人生という旅をしていること、4歳なりにもうわかっているのね。親の方が一心同体と勘違いしがちなものかもしれない。 すべての身近な人は旅人で、来てはいつかは去っていく。
手をつなぐのも抱っこするのも、あれが最後だったのねという日が必ず来る。それを思うとエプロンの裾を引っ張られては振り回される時間がとても愛おしくなった。
「ママ、おそらにいっても、ぼくがごはんたべてるのとか、みまもっててね!」
うん。 あのね、まだまだまだまだ行かないから。
「ゆでたまごひめと みーとどろぼーる」
食いしん坊な息子が何度も読んでとハマった本。たまごひめ、ハムサンド王子、ミスサニーレタス、おべんとうまわりの国の話。そしてミートボールのたれの色がおいしそうなこと。
「ラージャのカレー」
スパイスの香りが匂ってくるような本です。息子の好きなうちのカレーはスパイスカレーなので、こう作られるんだよと本で説明しています。
そういえば息子は黄色がいちばん好き。美味しそうな色だからかも。
この本は図鑑のような本ですが、日本全国の郷土菓子など、大人も見ていて楽しい学びがあります。ページを開きながら、ぼくはこれとこれとこれ!がぶり。ママ、それとらないでよ!とひたすら食べる真似を楽しむのです。
「和菓子の絵本」 →こちら