よもぎのチヂミ

2019.05.19 

春。野原にも生えていますが、山形の直売所にはこの時期たくさんの緑の物が並んでいて楽しいです。ヨモギは団子にするのもいいですが、生のまままぜて焼くだけのチヂミは気軽にたっぷり食べられるので、今年は朝に晩によく作っています。春菊やニラでも、葉っぱが有り余っているときに。

野生のヨモギをぎっちり100g入れたときはこんな感じ。もはや、ハーブ焼きという言葉に近いかもしれません。
★2024.05.01 レシピ改訂しました。


[ 材料 約23cmの大きさ 2枚分 ]
ヨモギ 60~100g (お好みで。↓注1参照)
A [ 薄力粉 100g 塩小さじ1/2 砂糖小さじ1]
卵1個 水100g
ごま油適量

たれ [ みそ・醤油・砂糖・酢 各小さじ1 すりごま小さじ2 ] を混ぜる。
※たれを作るのが大変な時は、市販のお好み焼きソースなどで食べています。


[ つくりかた ]
① Aの粉類をボウルに混ぜる。別の小さなボウルに、卵1個を溶いて水100gを合わせ、粉のボウルに少しずつ入れる。一度に入れるとダマになるので、箸でかき混ぜながら少しずつ。その後ラップをして冷蔵庫で30分寝かせる。
② ヨモギは洗って、2cmほどの長さにざく切りにする。
③ ①の生地にヨモギを入れてよく混ぜる。
④ ごま油大さじ1をフライパンに中火で熱して、③の半量(レシピが2枚分なので)を流して薄ーくのばす。スプーンやヘラで押しつけて、厚みを均一にしながら中弱火で片面3分ほど、焼き目をつける。ひっくり返し、また上からヘラで押し付けながらじっくり焼き付ける。ごま油少々をまわりに回しかけ、表面がカリッとするまでもう一度ひっくり返したりしてさらに焼き、1枚目の出来上がり。2枚目も同様に焼く。
⑤ たれの材料を合わせて練り、塗る or つけながら食べる。

★注1) ヨモギの量には幅を持たせています。私はたっぷり100g入れたいのですが、夫はそれだとヨモギがあまりにも強いので60gくらいのほうが食べやすくて好きだそうです。カサはヨモギの状態にも寄りますし、多くても焼くには100gが限界のようです。またアレンジとして、プラスしてサクラエビや胡麻など、食感のアクセントになるものを入れるとさらに美味しいです。

サクラエビを入れました。おいしいです。
量は焼きたい大きさや、フライパンの大きさに合わせます。レシピの材料だと23cmの大きさのものが2枚焼けました。大きいままだと焼きムラもでやすいので、両面がだいたい焼けたら一度まな板に出して、食べる大きさにカットしてからフライパンに戻し、さらに両面焼き付けると均一にカリッとするのでいいと思いました。ヨモギだけでも十分美味しいですが、サクラエビや胡麻などを入れてももちろんおいしい。
苦みのあるヨモギや春菊も、チヂミにして甘いたれをつけると子供も喜んで食べます。春の味。

山菜や野草はかき揚げにするとごちそうになり、バクバク食べたいものですが、それだと油もとりすぎてしまうことが多い…。なので、ちょうどいいのがチヂミです。たくさん食べたいものや、ありすぎるものを食べるには。