分量をすこしだけ改訂しました

増刷時に少しだけ、分量を直しましたヨ。

川地あや香

特に塩や砂糖加減で、もう少し少なくても成り立つなあと思ったものを、シンプルに直しています。
塩は、私はゲランドの塩など旨味もあって辛さはまろやかなものを好んで使うのですが、精製塩を使う場合に多くなりすぎないよう、少し減らしました。

私はわりと塩っ気のきいたお菓子も好きですので、間違いというわけでもないのですが、素材によってあまり左右されず、より作りやすいように改訂しています。
食べるときの気分や季節によって、変えてみてください。


 【3刷りでの改訂点】 2020年11月

プレーンクッキー・ぼうろ(春)、ジンジャークッキー(冬)は、塩小さじ1/3→ 塩小さじ1/4に減らしています。バナナマフィン(春)は、塩小さじ1/2→ 塩小さじ1/3に直しています。(でも、お好みで。)


 【2刷りでの改訂点】 2020年2月

【春】
スコーンは、粉や塩の種類にもよるのですが、塩の量 小さじ1/2→小さじ1/4に、ヨーグルトの量45g→40gに減らしたほうが生地がより扱いやすいようなので、減らしました。豆乳で置き換える場合はは30gだと扱いやすいようです。他のおやつもそうですが、油は菜種油でなくても米油など、お好みのもので試してみてください。

【夏】
ローズマリー塩クッキーはパラパラした生地なので、より成形しやすいように豆乳を少しだけ増やして30gにしました。まとまりづらければ小さじ1ずつ増やしても。手よりもスプーンで押し付けながら平たい丸型にするといいです。

<秋>
まんじゅう生地・植物油の量は、大さじ1/2→小さじ1に変更しました。
鬼まんじゅうは、砂糖の量 70g→50gでも十分です。一度作ってみて、お好みで調整してみてください。ご飯代わりにしたいときは、甘さはさらに控えめにしても、芋の甘さで成り立ちます。水分が足りなければ水大さじ1ずつ足してください。

【冬】
大根餅は、片栗粉の量は20g~でも十分です。水分量により調整してください。手かスプーンで平らな丸型にし、蓋をして蒸し焼きにしながら両面を焼くと、もっちりと火が通りやすいようです。
金柑の甘煮の砂糖の量は、60~100gでも十分です。また、うちのショートケーキのベーキングパウダーは小さじ2でも十分なので、直しています。

また初版では正誤表でも入っておりました、白と黒のクッキー 米粉15→35g 部分と、ホリデースコーンのくるみとレーズン5センチ角切り→5ミリ角切りに、2刷で直しています。 


お手元の本が何版かは、本の最後のページ(奥付)で確認できます。第2刷をお持ちの方は【3刷りでの改訂点】を、第1刷(初版)をお持ちの方は【2刷の改訂点+3刷の改訂点】を 参考にしてみてくださいませ。

↑ 最後ページの、ここを見てください。

ちなみに、このプロフィール写真ですら、三脚+タイマー+連写での自撮りです。
撮影担当者の項目は書いていないので、びっくりされることが多いのですが、写真はすべて私が撮っています。去年はまだコロナ禍でなかったのに、出版社さんと完全にリモートで作ったよなぁーと思いだされます。本という大きなコンテンツを作るのに、狭い台所の中に私ひとり、静かに研究と撮影を楽しみました。そのため普通の家をのぞき見するような空気の本になってくれたと、思っています。

本は完成した後も、研究は続いていきます。版を重ねさせていただくことで、本も少しずつ成長できるようで、うれしいです。