陶器と同じく、食器用洗剤(中性)で水洗いします。 お手入れあまり難しくはないのですが、ポイントはいくつかあります。
おもに気を付けていただきたいことは、どの金属素材でも、 使用後は早めに洗って(拭き取って)ください。保存容器ではないので 食品の長時間の「保管」の役割にはむいていません。 カトラリーも含め、 食材を長時間つけっぱなし・置きっぱなしにしておくことは避けてください。 酸のあるものだと銅イオンと反応して、食べ物側も変質する場合があります。
最初のほうは特に、拭き上げないと水滴のあとが残りやすいです。 かくいう私は、洗った後毎回は布で拭きあげてなくて、自然乾燥が多いです…?汗 水跡、変色もいずれはなじむことも多いですし、時々重曹磨きをするくらいです。
表面が変色したからもう使えない、ということはありません。 色々とやり方があります。明るくしてもまた深くなりますし、そだてる感覚でぜひ。
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【 材質について 】 銅…10円玉 真鍮(金色の銅の合金)…5円玉 洋白(銀色の銅の合金)…100円玉 アルミ…1円玉 と同じです。 見た目や軽さでもわかるかと思います。 真鍮や銅は、10円玉や5円玉が変化するように、徐々に深い色になります。 変化も味わいとしてお楽しみいただければ幸いです。
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【 真鍮/洋白/ステンレス/銀のもの 】
ときどき、重曹でこすり洗いすると、洗剤でとり切れてない微細な汚れが取れてツヤがでます。 金属っぽい臭いがでてきてしまった時にも、重曹磨きをすると落ち着きます。 ※その後必ずしっかり水ですすぎ洗い流してください。
最初のうちは色むら・黒ずみが目立ちやすいですが、使い続けているうちに目立ちにくくなります。 変色していくのも楽しみの一つではありますが、長く使われないままだと思わぬ変色になっていることもあるので、 定期的につかうことがメンテナンスになるとも考えます。(長期間使わない時は、 新聞紙+ジップロック袋などで空気に触れないようにしておいてください)
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ここでは、最初の明るい色を保ちたい場合、そして、 元の色に戻したいときのための 説明ページです。↓↓ 真鍮について書いてますが、洋白、銀もほぼ同じです。
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【 銅の作品 】
お湯または食器用洗剤でやさしく洗って水けをふいてください。 硫化仕上げ(茶色〜黒色のもの)の作品は、荒いスポンジで磨くと 表面の皮膜が取れて銅の素地が出てきてしまうことがあるので、 手指ややわらかいスポンジで。 表面に錫を引いている作品もおなじです。 明るい色にしたければ、クエン酸・お酢→重曹磨きでもきれいになります。
【 アルミの作品 】
使ったら早めに洗って拭く、つけおきはしない、というのは真鍮と同じです。 アルミの黒ずみ、白いさびなどは、クエン酸を入れて沸騰させたお湯 (またはレモン汁、酢)に しばらくつけておくと取れやすいです。 または、歯磨き粉を布でつけて磨く、という方法もあります。 重曹(アルカリ性のもの)は不向きです。酸のある食材の置きっぱなしもご注意ください。
【 重曹や酢では取れない変色、マットなつやなしの作品の場合 】
2018年以降の作品は、それほどピカピカにせず、 あえてマットな表面にしあげているものが多いです。 自然とつく小さな傷を目立たなくし、使いやすくするためです。
上の写真はアルミのツヤなしプレートですが、真鍮のツヤなしプレートでもおなじです。 酢やクエン酸、重曹では取れないときは、このやり方も試してみてください。
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